タイのデジタル経済化の未来像|B2Bマーケティング エージェンシー、Bigbeat Bangkok

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グッドモーニング バンコク!

2021-5-20

タイのデジタル経済化の未来像



タイのデジタル経済化の未来像” <Session-1>


「日本のITソリューションでタイのデジタルトランスフォーメーションを加速させていく」ことを目的としたプロジェクト「JRIT ICHI」が5月5日にソフトオープンしました。
The Marketplace to create your success with Japan IT Solutions」というスローガンを掲げ、「マーケットプレイス」というコンセプトのJRIT ICHIは、デジタルシフトをしようとしているタイの企業ユーザーに対して、DXに関する新鮮なコンテンツを提供し、いつでも、どこからでも訪れることができ、常に新しい発見とヒントが得られ、気軽に質問ができるオンラインメディアを目指していきます。
JRIT ICHIのソフトオープンを記念して、5月19日に「JRIT ICHI Opening Event 2021」を開催しました。250名近い参加登録をいただき、タイでのDXへの関心度の高さを感じることができました。
JRIT ICHI Opening Event 2021では、以下の3つのセッションをご覧いただきました。





まずは、タイ王国デジタル経済社会省(MDES)のDr. Manooによる“タイのデジタル経済化の未来像”をご紹介します。

<Session-1>
“Digital economy in the future of Thailand”
Dr. Manoo Ordeedolchest
Advisor to the Permanent Secretary of the Ministry of Digital Economy and Society


COVID-19により、デジタルテクノロジーが社会で大きな役割を果たそうとしています。たとえば、モバイルアプリで予防接種の予約や追跡をするのに活用しています。また、モバイルアプリから様々なものを購入して配達してもらうことも増えて来ています。
デジタルテクノロジーの変化に伴って、人々の行動と経済に影響を与え始めて来ていると感じます。
タイ政府は、国家の発展のためにデジタルテクノロジーを駆使したデジタル経済またはデジタル社会と呼ばれるタイランド4.0を推進しています。タイランド4.0の時代では、単にモノの価値を上げることだけでなく、価値を生み出すことの重要性を意味しています。つまり、これまでの概念を変え、デジタルテクノロジーを駆使して、より価値のある製品やサービスを生み出さなければならないということです。そのためには、創造性と革新が必要なのです。タイ人のデジタルテクノロジーへの知識と理解を高めることが、タイの経済と社会の発展と革新につながるのです。




タイランド4.0によるデジタルタイランドの実現には、6つの重要な戦略があります。

戦略1:デジタルインフラの整備
タイのすべての通信ネットワークシステムを海外に匹敵するものにし、高速で信頼性の高いインターネット回線、安全でリーズナブルなコストで利用できる様々な通信インフラサービスの整備

戦略2:デジタルイノベーションのための国家支援体制の整備
デジタルテクノロジー分野への参入企業に対して、持続可能な成長に向けた様々な施策を提供

戦略3:デジタルテクノロジーを創造的、安全に利用できるような環境整備
デジタルテクノロジーに対してすべての人々が平等にアクセスできるようにし、ひとりひとりの変革の機会を提供

戦略4:デジタル政府化への整備
公共サービスのデジタル化

戦略5:デジタルテクノロジーの知見の蓄積
デジタル経済における国民の生活を改善するための基本知識

戦略6:デジタル社会に向けたサイバー法の整備
タイ個人情報保護法(PDPA)の整備と、電子取引法による電子署名、電子文書などの実効性




また、今後のタイのデジタル経済化の実現に向けたロードマップは4つのフェーズに分けられます。

フェーズ1:タイ全国にブロードバンドの開発・整備を実施して、すべての人々が高速インターネット回線にアクセスできる環境にする。

フェーズ2(5年後):デジタル政府化の推進による公共サービスなどのデジタル化が進み、企業のデジタル化が促進される。

フェーズ3(10年後):タイ経済全体へのデジタル化を促進。サプライチェーンなどのデジタル化で安全で透明性のある合理的なシステムとなり、タイへの投資促進を図る。

フェーズ4(20年後)タイはASEANにおいて、デジタルテクノロジーとデジタルイノベーションの中心的な役割を担っていく。





Dr. Manooの熱の入ったセッションは、予定時間を大幅に超えるものとなりましたが、タイ王国デジタル経済社会省(MDES)の推し進めるタイランド4.0がASEANの経済成長を支える未来が見えてくるような気がしました。


次回は、Session-2のIMC Institute, Dr. Thanachart Numnondaによる“デジタルトランスフォーメーションがビジネスを変える”についてご紹介をします。



※JRIT ICHI(市)についてはこちらから