グッドモーニング バンコク!
広告という職業に就いてちょうど30年という節目を迎える今年、
2018年1月にBigbeat Bangkokという会社をバンコクに創業いたしました。
学生時代に広告という仕事があることを知り、
戦略、戦術などという恐ろしい言葉を使う、なんとも物騒な仕事なのだなあと思ったものです。
「学生広告論文電通賞」などにも何度か応募もしているうちに
この仕事に興味を持ち、広告代理店に就職することになってしまいました。
当時、担当した旅行会社では、猛烈熱血漢の社長にギタギタにされ、いやご指導いただき
TVやラジオのCM、店舗販売促進、パンフレットなどを手掛けさせて頂きました。
新宿にある大型旗艦店舗のグランドオープンでは、39,800円の海外旅行を売り出し、
オープン前日からビルを一周するほどの行列ができ、写真週刊誌にも取り上げられたこともありました。
まさにマーケティングなしでモノが売れる時代だったのです。
あれから時代は大きく変わりました。
みんなが同じモノを欲しがる時代ではなくなってきたし、ひょっとすると欲しいモノも思いつかない時代なのかもしれません。
インターネットが出現して、情報と購買のチャネルも当時とは全く違うのです。
そんな時代の中で、アドマンはどうやって生き残っていくのだろうか?
アドマンはナニをする人なのか?
アドマンの存在価値はナンなのか?
そんな古い時代のアドマンが、時代に寄り添い、時代と悶絶して
デジタルな今の時代、アドマンは何ができるか、何を求められているか、をポツポツと考えていきます。
このコラムのタイトルを、「Like a Rolling Stone」とさせて頂きました。
街角の小さな石ころが、蹴とばされてあちこちに転がる様を描いていきたいと思います。
でも、転がりながら、常に変化をしていく石でもありたいと思っています。
「転がる石には苔が生えぬ」とも言うそうです。
これからチョイチョイ登場させて頂きます。
タイの皆様、どうぞよろしくお願いいたします。
Bigbeat Bangkok
CEO&MD
Charlie