「コンテンツマーケティング」という言葉をよく聞くようになりましたが、
「コンテンツマーケティング」とは何でしょう?
ブログがその中心的な施策と考えている方も多いかもしれません。
もちろんこの認識自体は間違っていないと思います。
しかし、コンテンツマーケティングとは、本来もっと広範囲なマーケティング手法であり、
ブログ以外のチャネルを活用して効果を最大化することが出来るものなのです。
ではどのようなものがあるのか見てみましょう。
<オウンドメディア>
オウンドメディアとは「企業保有のメディア」のことであり、いわゆる企業のコーポレートサイトとは別に
独自に運営をするメディアとして位置付けられます。
企業ブログなどは、このオウンドメディアの中で展開されることが多いのではないでしょうか。
オウンドメディアの特徴としては、様々な制約を受けずにユーザーにとって有益と思われるコンテンツを配信し続けることで、
長期的な関係性を構築しやすく、かつ確度の高い見込み顧客を獲得できるところがポイントです。
<ソーシャルメディア>
FacebookやInstagramなどのソーシャルメディアを活用したコンテンツマーケティングは、タイでもよく見かけます。
アカウントの取得が容易で低コストの運用が可能です。
またターゲットユーザーとの距離も近くエンゲージメントを高めやすいというメリットもあります。
特に、ターゲットが反応を示しているのかどうかを確認でき、インタラクティブな施策を考えていくことができます。
さらに最近はFacebook Adなどソーシャルメディア広告も活発化しているので、
コンテンツマーケティングと連携してその入り口として活用している事例も多く存在します。
<動画コンテンツ>
YouTubeに代表されるように人気の高いコンテンツです。
最近はFacebookでも動画コンテンツが増え、注目されていますね。
動画コンテンツはB2Bビジネスでも高い効果が確認されており、
なによりも圧倒的な情報量を短時間で伝えることができ、記憶にも残りやすいという特徴があります。
例えば、B2Bでも操作方法などのハウツー系コンテンツなどは動画にすることで分かりやすくなると同時に、
それをブログなどの異なるタイプのコンテンツと連携してコンテンツマーケティングとして総合的に効果を高めることも可能です。
<リアルイベント>
展示会やセミナーは対面式のイベントですが、これもコンテンツマーケティングのひとつだと考えています。
日本では展示会やセミナーは、リード獲得が目的となっていますが、
集客をするためには当然、魅力的なコンテンツが必要です。
コンテンツの質を高めることで、良質なリードを獲得することができるのではないでしょうか?
<メールマガジン>
メールはすでに古いメディアとして考えられていますが、
B2Bビジネスにおいては有効で重要な施策として活用されています。
メールマガジンもコンテンツの質をどう保てるかで効果を大きく左右します。
単にメールを配信するだけでなく、配信のタイミング、タイトルのつけ方などを工夫して、
ユーザーとのエンゲージメントを高めることができます。
ところで「Webマーケティング」と「コンテンツマーケティング」の違いってなんでしょう?
Webマーケティングは、一般的にWebサイトやオンラインメディア、
リスティング広告、ソーシャルメディア広告、リターゲティング広告などオンラインで行う施策で、
費用対効果を測定しやすい形になっています。
一方、コンテンツマーケティングは継続的なコンテンツ配信により、
見込み顧客との長期的な関係性を構築してエンゲージメントを高め、
最終的にコンバージョンして顧客化し、収益へ繋げていくためのマーケティング手法です。
つまりコンテンツマーケティングは、あくまで潜在顧客に対して役に立つコンテンツを提供するという視点に立っていて、
それを補完するためにWebマーケティングを活用するという形になります。
したがって、コンテンツマーケティングは根気強く続けることが大事ですが、
それによってエンゲージメントを得られた顧客は、広告などでたまたま接触できた顧客とは比較にならないくらいの
関係性を構築することができるのです。
ユーザーにとって有益で説得力のあるコンテンツが配信し続けることができれば、
オーガニック検索やコンテンツシェアなどでタッチポイントが作れ、
自発的にターゲットユーザーの流入を確保することが出来ます。
このコンセプトは「インバウントマーケティング」と言われています。
コンテンツを起点にコンタクトできた潜在顧客は自発的に再訪問してきます。
そしてナーチャリングというプロセスを通じて自社のファンになってもらい、その結果として顧客化するのです。
つまりコンテンツマーケティングはインバウンドマーケティングを実践する上で欠かせない施策だと言えます。
「コンテンツマーケティングに対する意識の高まり」をまとめた記事も以下にございます。
是非、ご笑覧くださいませ。
>>> http://bit.ly/2JpnTkf