2020.02.03

Like a Rolling Stone

ASEANマーケットへのゲートウェイ

タイの首都であるバンコクは、堅調に成長しているタイ経済とそれを強力に支援しているタイ政府によって、ASEANにおける商業ビジネスの一大中心地になっています。 さらにタイは、その地理的なメリットのおかげで、貿易に適した環境に恵まれているとも言えます。また、「タイ4.0」プロジェクトの大きなテーマであるデジタルトランスフォーメーションによって、タイの企業競争力を高めようと推進しています。

そのような背景の中で、Bigbeat Inc.は、2年前にバンコクに最初の海外オフィスを設立し、日本だけでなくタイやASEANマーケットでのクライアントサービスを開始しました。

そこで今回、Bigbeat BangkokのCEOでありManaging Directorの金子秀明に話を聞きました。

「こんにちは。 本日はありがとうございます。まずは、Bigbeat Bangkokの目指しているビジネスを教えてください」

はい、Bigbeat BangkokはB2Bマーケティングエージェンシーとしてビジネスを始めました。現在は、主にタイやASEANに進出をしている日系企業のマーケティング支援をしています。

基本的には、以下の3つのサービスを提供しています。

  • B2Bマーケティングコンサルティング(マーケティング戦略立案、ローカリゼーション)
  • イベントマーケティング(展示会、セミナー、リードジェネレーション)
  • デジタルマーケティング(コンテンツマーケティング、Facebookマーケティング、インフルエンサーマーケティング、ビデオマーケティング)。

「これまで、どのような業界での実績があるのでしょうか?」

ビューティー分野、ICT分野、エネルギー分野に取り組んでいます。主なクライアントは、タイやASEAN市場への参入を目指している日系企業ですが、今後は、Bigbeatの東京オフィスと協力して、ASEAN市場に参入する外資系グローバル企業へもサービス提供していきたいと考えています。

「そうなると、Bigbeat Bangkokは他のASEANマーケットにも対応しなければなりませんね。タイ以外ではどこのマーケットでの展開が想定されてくるのでしょう?」

はい、すでに他のASEANマーケットでの実績もあります。

Bigbeat Bangkokはタイを拠点に活動をしていますが、それ以外のASEANマーケット、特にマレーシア、シンガポール、香港、インドネシア、ベトナムなどでもサービスを提供していきます。

これらのマーケットでは、主要な展示会に出展するとともに、現地語にローカライズされたコンテンツを活用したデジタルマーケティングサービスを提供しています。ひとつ例をご紹介しますと、私たちは今、「kintone」という日本のIT製品のマーケティングキャンペーンをジャカルタで展開しています。ジャカルタでのFacebookページとWebサイトをインドネシア語で運用していますが、なにより大事なのは、最初にジャカルタ市場での目的、課題、ゴールなどのマーケティング設計をしたことです。このキャンペーンのゴールは、「kintone」の持つフィロソフィーに共感をしてもらい、ブランドの認知度を高め、このブランドの話題と口コミを生み出すことです。

「この2年間にプロジェクトとして参画した展示会を教えてください」

タイで唯一のB2B向けのIT展示会と言われる「CEBIT ASEAN Thailand」にて「Japan Recommend IT」というテーマを掲げたプロジェクトを実施しました。日本の優れたIT技術をタイやASEAN企業に広く紹介していくという取り組みです。

また、ビューティー分野では、「ASEANbeauty」(本年よりCOSMOPROF CBE ASEAN Bangkokに名称変更)にて同様のプロジェクトを企画し、「Japan Recommend」というテーマで展開しました。

私たちは、展示会ブースを造作するだけではなく、展示会を通じてビジネスデベロップメントへの成果に着目しています。

「つまり、ブースをデザイン設計して造作するだけでなく、出展成果を最大化するために展示会の前後にあらゆる施策を提供しているのですね?」

はい、展示ブースをデザインして造作するだけでなく、デジタルマーケティングと組み合わせたりします。例えば、Facebookページ、ブログコンテンツ、場合によっては展示会後にアウトバウンドコールをして商談機会を創出します。ゴールは、ビジネスデベロップメントなのです。

クライアントの要望にもよりますが、 私たちは、まずクライアントのビジョンは何か、タイやASEANで何がしたいのか、そして彼らのマーケティングゴールを確認します。一緒に考えて、何を目指すべきか、どうやっていくのかを決めていきます。

「Bigbeat Bangkokのこれからの2年と将来の目標を教えてください」

当初のBigbeatの目標は、ビジネスをグローバル展開することでした。Bigbeat Bangkokはその目標に向けた第一歩です。東京のオフィスと同様に、私たちのタイのオフィスでもタイの若い人材に投資しており、彼らが自分自身で考えて、彼らがやりたい仕事をすることを奨励しています。近い将来、タイと日本のスタッフたちがBigbeatの未来について議論を交わして、世界のあちこちでBigbeatが成長していく未来を見つけてくれると期待しています。

「Bigbeat Bangkokの今後の戦略について教えてください」

 

短中期的には以下の3つを考えています。

 

1)すでに進出している日系企業のタイ、ASEAN市場でのマーケティング支援。

2)Bigbeat JapanとBigbeat Bangkokとの協働で、ASEAN市場に参入しようとしている外資系グローバル企業のマーケティングアクティビティ支援。

3)日本市場に参入をしようとしているタイ企業のマーケティング支援。

 

 

「本日はありがとうございました!」

 

 

Bigbeat Inc.は、B2Bマーケティングで25年の経験と実績があります。貴社がASEAN市場でのビジネス展開にご興味をお持ちでしたら、どうぞお気軽にご相談ください!Bigbeat Bangkokとともにワンストップのマーケティングサービス提供をお約束します。