「Japan Recommend IT in CEBIT ASEAN Thailand 2020開催決定」
長引くタイのロックダウン
タイでは、COVID-19による非常事態宣言が長期化していますが、タイ経済は既に最悪期を脱しているとも言われており、景気底打ちの兆候が見られるものの、年内はマイナス成長となる予想だそうです。タイ中央銀行(BOT)が発表した内容によりますと、2020年および2021年の景気見通しについては、2020年のGDP成長率をマイナス8.1%と予測し、2020年3月時点の予測値(マイナス5.3%)をさらに下方修正をしました。これは2009年のリーマン・ショックの時に記録したマイナス7.6%よりもマイナス幅が大きいものだそうです。おそらくこの予測値よりももう少し悪い数値になるのではないかとも思っています。一方、タイ国内の新型コロナの市中感染は過去4ヵ月以上、ゼロで推移しており、タイ政府としてはコロナ封じ込めに成功しているものの、ロックダウンは継続されているため、内需が抑制された状況が続いています。
タイ経済の復活のカギ
経済回復への出口がなかなか見えてこない状況でもあり、また、この先、どのような産業がタイ経済を引っ張っていけるのかも予想がつきません。
私は、B2Bマーケティングの端くれで、経済アナリストではありませんが、ニューノーマル時代へのタイ経済の復活のカギは、観光や輸出ではなく、「タイランド4.0」の推進なのではないかと思っています。タイにとって「タイランド4.0」というデジタル経済化の推進は、革新的で包括的かつ持続可能な成長を確実にすることを目的とした国家開発戦略の中心をなすもので、タイのあらゆる産業部門で重要な役割を果たすとされ、しかもタイのGDPに25%も貢献できるとも予測されているのです。
そして、この「タイランド4.0」の推進で中心的役割を担うのがIT技術なのではないでしょうか。今、COVID-19の影響で「タイランド4.0」は足踏みをしてしまっているように見えます。「タイランド4.0」を推し進めることは、タイ国内企業の経営改革となり、新しいビジネスの創出と業務改善につながるのではないでしょうか。事実、このCOVID-19の中でも、新しいビジネスがタイにはたくさん生まれています。
※「COVID-19の中で注目を集めるタイのスマートソリューション」
CEBITとJapan Recommend ITのコラボレーション
私たちBigbeat Bangkokは、昨年に引き続きCEBIT ASEAN ThailandとのコラボレーションによりJapan Recommend ITプロジェクトを実施することを決定いたしました。今年も日本の優れたIT技術、ITソリューションを全力でタイの市場に伝えて参ります。
※「CEBIT ASEAN Thailand 2019開催レポート」
今年のCEBIT ASEAN Thailand 2020はCOVID-19の影響により「CEBIT ASEAN Thailand 2020 Virtual Exhibition & Conference」としてオンライン形式での開催となりましたが、私たちBigbeat Bangkokは8月に開催をしたオンライン展示会「Japan Recommend IT Online 2020」の経験を活かした企画プランをご用意させて頂きました。
タイ・ASEANへのビジネス展開をご計画の方々は、こんな時だからこそ、オンライン展示会への出展が出来るというメリットをフルにご活用ください。
JRIT Special Webinar
開催に先立ち、10月7日(水)にオンラインによるJRIT Special Webinarを開催させて頂きました。
当日は、昨年のCEBIT 2019にご出展いただいたHULFT Pte Ltd.の池田和史氏、WingArc1st Inc.の湯原圭亮氏に加え、
CEBIT ASEAN Thailandの主催者IMPACT Exhibition Managementのピーラヤーパン ポンサナーム氏をお招きして、タイでオンラインイベントを実施することのポイントや期待感についてお話しいただきました。
以下の画像をクリック頂くと当日のWebinarをご視聴いただけますので、是非ご覧ください。
【JRIT2020 Special Webinar】
~タイの現地企業アプローチでお悩みの方必見!
CEBIT ASEAN Thailandでのオンラインイベントマーケティング~
2020年10月7日(水)14:00-15:00(タイ時間)
◆【0:00~6:51】
「Japan Recommend IT プロジェクトとは」
昨年から始まったJapan Recommend ITプロジェクトは、なぜ今年もやろうとしているのか?
◆【6:52~23:40】
「タイ現地企業へ果敢に取り組む日本のIT企業に聞く」
昨年のCEBITに出展をして現地企業へのアプローチを始めた2社にタイ現地企業へのアプローチの難しさと課題を直撃インタビュー
池田和史氏(HULFT Pte Ltd.)
湯原圭亮氏(WingArc1st Inc.)
◆【23:41~36:50】
「CEBIT ASEAN Thailandのタイにおける役割と期待」
新しい試みのバーチャルイベントを開催する意味とは?
ピーラヤーパン ポンサナーム氏
Senior Project Manager
IMPACT Exhibition Management
◆【36:51~54:42】
「Japan Recommend IT in CEBIT 2020の出展企画プラン」
スポンサーシッププログラムのご説明
【CEBIT ASEAN Thailandについて】
CEBIT ASEAN Thailandは、ドイツを代表する展示会のCEBITのフォーマットをベースにドイツメッセとタイのIMPACT EXHIBITION MANAGEMENTとの共催によって、「ICT&デジタルビジネス」の見本市として、2018年10月にアジアで初めて開催をされたB2B展示会です。そのため、タイのデジタル経済化に向けて、デジタル経済社会省、科学技術省、デジタル経済振興庁(depa)、国家イノベーションエージェンシー(NIA)、タイ国際会議展示局(TCEB)といったタイの様々な政府機関から強力な支持を得ている展示会として注目をされています。