CEBIT ASEAN ThailandがDigiTech ASEAN Thailandにブランドチェンジ
CEBITは世界最大のB2B向けのIT展示会として30年以上の歴史を持つドイツ・ハノーバーの展示会です。そのCEBITが2018年からCEBIT ASEAN Thailandとして、バンコクでの開催を始めたわけですが、今年2021年の開催からCEBITというイベントブランドから”DigiTech ASEAN Thailand”に変更がされることが分かりました。
私たちBigbeat Bangkokは、DigiTech ASEAN Thailandの主催者であるImpact Exhibition Managementの方々からお話しを伺う機会がありましたので、その情報を少しお伝えしたいと思います。
ブランドチェンジの背景はなにか?
CEBITをタイに誘致してきた時にも、ASEANでのデジタルテクノロジーのハブとして位置付けていた展示会としてのコンセプト、来場者ターゲット、出展社ターゲットに大きな変更はないとみています。今回のブランドチェンジの要因としては、CEBITそのものが、すでにドイツでも開催がされていないことが大きく、ASEANでCEBITを掲げているメリットが見えにくくなって来たことがあるようです。
(※ドイツ・ハノーバーでのCEBITは2018年6月の開催を最後に開催されていない)
また、昨年のCEBIT ASEAN Thailand 2020では、COVID-19の影響により、オンライン展示会という試みで実施しましたが、今後、こういったアグレッシブで、チャレンジングな取り組みを進めていくにあたってもCEBITというブランドを使っていくことの難しさがあるようでもあります。
DigiTech ASEAN Thailandとは?
”Connecting You With The Global Tech & Digital Community” をテーマに掲げていて、展示会としてだけでなく、コミュニティとしての役割をも目指しています。ASEANでは、製造業でのデジタルトランスフォーメーションが急速に進んでおり、また、2025年までには、インターネットエコノミー市場が2400億USDまでの成長をすることで、ASEANは、世界の5大デジタルテクノロジー市場のひとつになると見られています。
一方で、まだしばらく続くと思われるCOVID-19の影響とNew Normal時代のB2B展示会のあり方も考えていかなければなりません。そのような状況の中で開催される第1回目のDigiTech ASEAN Thailandでは、リアル展示会とオンライン展示会のハイブリッド型という野心的なパッケージが準備されています。
(※詳しくは企画資料をご覧ください)
DigiTech ASEAN Thailandの狙うカテゴリーは主に以下の7つです。
・Software for Business (CRM, HRD, ERP, Procurement, etc)
・Smart Solutions & IoT
・Data & Cloud
・Cyber Security
・Artificial Intelligence(AI)
・E-commerce & Digital Marketing
・5G Technology & Network
そして、ターゲットする来場者を見てみると、①製造、②小売り・流通、③食品・飲料、④政府関係機関といったところが中心となり、まさにデジタルトランスフォーメーションを推進しようとしているコアターゲットであることが分かります。
DigiTech ASEAN Thailand 2021の開催概要は以下の通りです。
開催日:2021年11月24日~26日(オンライン展示会も同じ日程)
場所:Impact Exhibition & Convention Center
来場者数:5,000名以上
出展社数:200社以上
主催者:Impact Exhibition Management
Bigbeat Bangkokでは、CEBIT ASEAN Thailand 2019よりJapan Recommend IT(JRIT)プロジェクトを実施してきました。今年のDigiTech ASEAN Thailand 2021でも同様の取り組みを主催者と一緒に計画をしておりますので、詳細なプランが整いましたら改めてご案内をさせて頂きます。
尚、現在のところのDigiTech ASEAN Thailand 2021についての資料(英文)がございますので、ご興味のある方はこちらよりお申込みください。
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CEBIT ASEAN Thailand 2019開催レポート