イノベーションとテクノロジーがDiamond Grainsのビジネスを大きく変えた
JRIT ICHIは、9月1日にICHI LIVEというオンラインイベントを開催しました。
「Digital, Innovation and Leadership」というテーマのICHI LIVEでは、タイで活躍をしている様々なリーダーをお招きして、デジタル時代における彼らの考え方をお伝えする場と位置付けています。
今回のICHI LIVEの「Innovation x Leadership」セッションでは、チャニサラー・ウォンディープラシット(ウーン)さんから、イノベーションとテクノロジーがどのように彼女のビジネスに変化を与えてきたのかをお伺いしました。
Diamond Grains、Pakchamkamhom、Auroraspotion、 Molecology、Home to my heartのブランドのオーナーであるチャニサラー・ウォンディープラシット(ウーン)さんは、19歳の時にボーイフレンドと一緒にこのビジネスを始めました。二人は、ベーキング、梱包、注文受け、掃除、すべての役割りを担い、全ての作業方法を理解することにより、自分が得意なことと得意ではないことを学ぶことが出来ました。会社が成長するにつれて、自分が得意な仕事を自分で続け、苦手な仕事は他の人に依頼することができます。当初は、作業はまだ手動システムでしたが、あるところまでは注文は増え続け、間に合わなくなりました。例えば、管理者が製品の追跡番号を手動で入力する必要があるなど、リソースが無限に失われる原因となりました。そこで、バーコードやお客様へのメッセージのシステムを導入し始めました。テクノロジーを使い始めると、仕事の一部のプロセスで作業負荷を減らすことができること分かったのです。以前と同じようにサービス品質を維持しながら注文受け、製品の追跡、従業員の仕事を管理するための人事システムを使い始めました。
会社の売り上げが増えると、機械にも投資することができます。当時、グラノーラを焼く機械はありませんでした。そこで、自分たちで要件を書いて、製品の品質を管理できる機械のメーカーに依頼しました。これにより、商品の品質がさらに向上し、お客様が商品のどれを食べても、商品の品質と鮮度は差がなくなりました。
イノベーションとテクノロジーがDiamond Grainsのビジネスを大きく変えた
JRIT ICHIは、9月1日にICHI LIVEというオンラインイベントを開催しました。
「Digital, Innovation and Leadership」というテーマのICHI LIVEでは、タイで活躍をしている様々なリーダーをお招きして、デジタル時代における彼らの考え方をお伝えする場と位置付けています。
今回のICHI LIVEの「Innovation x Leadership」セッションでは、チャニサラー・ウォンディープラシット(ウーン)さんから、イノベーションとテクノロジーがどのように彼女のビジネスに変化を与えてきたのかをお伺いしました。
Diamond Grains、Pakchamkamhom、Auroraspotion、 Molecology、Home to my heartのブランドのオーナーであるチャニサラー・ウォンディープラシット(ウーン)さんは、19歳の時にボーイフレンドと一緒にこのビジネスを始めました。二人は、ベーキング、梱包、注文受け、掃除、すべての役割りを担い、全ての作業方法を理解することにより、自分が得意なことと得意ではないことを学ぶことが出来ました。会社が成長するにつれて、自分が得意な仕事を自分で続け、苦手な仕事は他の人に依頼することができます。当初は、作業はまだ手動システムでしたが、あるところまでは注文は増え続け、間に合わなくなりました。例えば、管理者が製品の追跡番号を手動で入力する必要があるなど、リソースが無限に失われる原因となりました。そこで、バーコードやお客様へのメッセージのシステムを導入し始めました。テクノロジーを使い始めると、仕事の一部のプロセスで作業負荷を減らすことができること分かったのです。以前と同じようにサービス品質を維持しながら注文受け、製品の追跡、従業員の仕事を管理するための人事システムを使い始めました。
会社の売り上げが増えると、機械にも投資することができます。当時、グラノーラを焼く機械はありませんでした。そこで、自分たちで要件を書いて、製品の品質を管理できる機械のメーカーに依頼しました。これにより、商品の品質がさらに向上し、お客様が商品のどれを食べても、商品の品質と鮮度は差がなくなりました。
テクノロジーが安定性と正確性に役立つと、ワークフローが向上します。これにより、タスクループを起こす状況が軽減されます。エラーが発生した場合、システムはどこに原因があるのかを探知してくれます。エラーが発生した場所、そして誰に原因があるかをトラッキングでき、問題をその場で解決できます。または、FDAやGMPなどのシステムを各社に合わせて設定することで、お客様の信頼を高めることになります。Diamond Grainsは、食品工場の監査や従業員の業務を管理するシステムであるISO22000システムを採用しています。このシステムの導入は少し難しくて、多くの従業員が退職してしまいました。しかし、個人的には会社にとってそれは良かったと思います。システムを望まない、検査されたくない人は問題を解決したり、間違いを減らしたりするために自分自身を改善したくないとみなされます。システムのセットアップが終わると、それらは会社にとって非常に有益です。これにより、生産を最初から最後まで監視できるため、顧客に対してより自信を持てるようになります。顧客の質問に正確に答え、問題が発生した場合、解決策があります。問題を解決する時間を減らすことが出来ます。これまでは、問題の原因を探すのに1〜3日かかりましたが、現在は1時間でエラーを認識し、正しく警告を発することができます。一方、これらのシステムは、チーム間の不満を減らすのにも役立ちます。以前は間違いや問題が発生した場合、誰かのせいにしてお互いに非難をしていました。しかし、システムにエラーが発生したことを示されることによって、関係するチームの間で不満がなく、チームメンバーはお互いに注意をし、改善を行うことができます。間違いをすることへの恐れは開発を妨げ、会社は前に進むことが出来ません。しかし、ミスしたことを学び、修正することは、会社がより良く発展することにつながります
システムは生産にだけでなく、コミュニケーションにも使用されます。自宅で仕事ができるマーケティング部門の人たちは自宅で仕事ができるようにテクノロジーを使ってトレーニングされます。彼らの仕事の効率を監視する為のシステムを使います。これにより、オフィスを探すためのリソースを節約でき、人材の疲労を軽減するのに役立ちます。通勤がないので、仕事について相談する時間が増え、そして彼らの健康を維持する時間が多くなります。テクノロジーは組織内でも顧客とのコミュニケーションにも活用されています。顧客、組織、チームが使用できるオンラインへの移行は、簡単、便利、そして十分に効率的である必要があります。また、お客様のニーズに対応するために、開発と改善を追求しなければなりません。将来的には、テクノロジーは作業を容易にするだけではなく、市場の競合他社と競争するために使用すると思われています。もともとはお客様とのコミュニケーションのためだけに作られました。しかし、今日、自分たちが競合他社よりも遅い場合、生き残れないでしょう。ビジネスの世界では、毎日が競争です。効率的なサービスを提供できなかったり、競合他社と同じスピードで顧客対応できなかったら、リーダーからフォロワーになる恐れがあります。
COVID-19の発生後、仕事をする方法が変化しています。将来的には、組織内の人たちやお客様の行動も変わっていきます。考えて欲しいのは視点です。全体的に見るだけではなく、些細なことにも気を配らなければなりません。例えば、パッケージや使用した材料によって製品の寿命や品質が変わります。梱包が悪いと、商品にダメージを与え、クレームとなります。より少ない投資で、製品の開発時間が短くても、クレームが頻繁に発生すると、お金を捨てることになります。もちろん、社会の変化のスピードは速く、混沌していますが、そうしなければ、会社は進められません。テクノロジーは会社を前進するための道具です。毎日、同じ問題を解決していては、商品を開発する為の時間はなくなってしまいます。
テクノロジーは、作業のあらゆる部分でエビデンスを収集します。問題が発生しても、その場で解決することができ、不一致や不満を引き起こすこともありません。これからの世界は急速に変化していくため、自分たちだけを見るのではなく、競合他社やパートナー企業も見ていないと、生き残ることは非常に困難になるでしょう。
※チャニサラー・ウォンディープラシット(ウーン)さんのICHI LIVEでの動画をご覧になりたい方は、JRIT ICHIにご登録頂きますと、JRIT ICHIのCommunity Zoneにて視聴ができます。