2021.09.21

ICHI

【ICHI LIVE】テクノロジーとイノベーションでメディアクリエーターとしてのクオリティーも変わる

テクノロジーとイノベーションでメディアクリエーターとしてのクオリティーも変わる

 

 

JRIT ICHIは、9月1日にICHI LIVEというオンラインイベントを開催しました。

「Digital, Innovation and Leadership」というテーマのICHI LIVEでは、タイで活躍をしている様々なリーダーをお招きして、デジタル時代における彼らの考え方をお伝えする場と位置付けています。

今回のICHI LIVEのSession-2の「Digital x Trend」では、ソーシャルメディアのコンテンツクリエーターとして有名なパン・キラリスタさんとビームさんのおふたりから、クリエーターとして、デジタルテクノロジーをどのように活用しているのかをお伺いしました。

まずは、美容、ガジェット、観光に関するコンテンツを創り出しているパン・キラリスタさんからお話しを伺います。彼女は10年以上にわたってビューティークリエイターとして活躍いて、仕事の量に応じて、毎日5〜6時間または8〜10時間働いているそうです。

 

日常生活や仕事で使われる技術や道具はたくさんあります。最も使うのはスマートフォンです。外出するときはカメラを持っていないことがあるため、スマートフォンは高品質である必要があります。さらに、それは単に遊ぶためのものではありません。また、ユーザーの特徴を表すものになります。そしてカメラです。写真やビデオを撮るためだけに使われるのではなく、画像回転をしないで縦向きの写真が撮れるカメラなど、SNSのニーズに合ったさまざまな機能も必要です。また、オンラインの世界との統合も欠かせないことです。これらは、顧客を引き付ける重要なポイントです。最近の人々は最新のデジタルデバイスを望んでいるため、面白い機能を持つフリップスマートフォンが発売されています。機能だけでは物足りないので、デバイスのデザインも注目しなければなりません。次はライトです。誰でもコンテンツを作成できるようになり、人々は照明にも関心を持つようになりました。明るさだけでなくライトの色や柔らかさも調整できる必要があります。頻繁に使用される最近のデバイスは、スキンメーター、ヘアカーラーです。

 

つまり、これらのデバイスとテクノロジーを使えばビジネスをすることができるのです。テクノロジーが世界のどこにいても接続でき、美容などの抽象的なものがより良く見えるようになってきました。例えば、美容商品をレビューするときに、感覚しか伝えることが出来なかった事が、最近では、使用前後の顔の保湿を数字ではっきり比較できる肌水分計があります。あなたがこれらをビジネスにしたかったら、デバイス、テクノロジーそしてイノベーションに投資するべきです。これにより時間を節約できます。コンテンツクリエーターにとって非常に重要です。

今、欲しいデバイス、テクノロジーは、購買意思決定のためのAIであるBeauty ARです。COVID-19が拡大している中、ユーザーが試さないと分からない美容商材を購入することは非常に困難です。日本とアメリカでは、Beauty ARは顧客の購買意思決定を支援するために使用されています。スマートフォン向けのアプリを作ることで、口紅、アイシャドウ、ヘアカラーなどを自分の顔へ試すことにより、かなりの売上を上げています。顔でテストされる化粧品は、ユーザーの実際の肌色に基づいています。これは非常に優れたテクノロジーですが、タイにはまだありません。スキンケアに関してはフランスのスキンケア大手がスマートミラーを統合したというニュースがあります。ニキビがある場所、タイプなど適切な商品を表します。特に、安全性と清潔が注目されているパンデミックでは商品を試すことはできないでしょう。

 

日本のテクノロジーで印象的なのは、AIを搭載したホームガジェットです。日本の製品は他よりも優れていると感じています。最近、冷蔵庫と電子レンジが面白いと思いました。外出を制限されていることにより、食品の賞味期限を長くする必要があります。ある冷蔵庫はAI技術を導入して、食品の品質を管理し、食品をより長く保つために、タイプごとに管理されています。また、最近、発売されたばかりの電子レンジでは、AIで温度を自動的に計算して温めるそうです。

 

世界は急速にデジタル化しています。コンテンツクリエーターも変わる必要があります。全てのトレンドをフォローすることはできないので、新しいトレンドが出てきたら、それが自分の仕事には合うかどうかを考えないとなりません。選んだテクノロジーが、これからも利用できるのかどうかも考える必要があります。テクノロジーへの投資も大事ですが、将来の価値も考えればならないと思います。そのテクノロジーは、将来の売上や利益になるのかどうかをしっかりと考えた方が良いと思います。

 

次に、タイでは「ビーム先生」 呼ばれているビームさんにお話しを伺います。彼女は、YouTube、Facebook、TikTok、Twitter、Instagramなどを活用して、日本語とタイ語で、日泰の文化を伝えるコンテンツプロデューサーです。各チャンネルの視聴者のニーズによって投稿するコンテンツは違うので、毎日約10時間も働きます。仕事から離れるのは食事とシャワーの時間だけだそうです。

仕事や日常生活で使っているテクノロジーは、目的ごとに購入しています。デバイスを変更することはめったになくて、用途に合ったデバイスを使用します。よく使っているデバイスは、コンピューター、タブレット、スマートフォン、ワイヤレスマイク、デジタルカメラです。

 

また、ナレーションのためのマイクも使っています。編集に関しては、月額の有料編集プログラムを利用しています。これらのデバイスにより趣味をビジネスに変え、より速くオンラインの仕事ができ、異なる国で撮影できることは技術の開発のおかげです。もちろん、新しいマイクを購入するなど、投資する価値はあります。吹き替え、ナレーション、歌を歌う依頼が入り、自分のビデオにも使用できます。これらは、より多くの視聴者を引き付けるのにも役立ちます。

 

今、欲しいデバイスやテクノロジーはフリップスマートフォンです。可愛いデザインで、リアカメラをフロントに戻すことができます。通常のフロントカメラよりも解像度が良いと思います。小さくて持ち運びが楽なので、特に女性に人気が出るでしょう。また、言語をより良く翻訳するプログラムが欲しいです。これらのプログラムは現在もすでにあるのですが、あまり正確ではありません。将来、それがより良く開発されることができれば、それは世界を身近にし、旅行をもっと楽しくして、海外の番組をもっと楽しく見られると思います。

 

印象的な日本の技術は、箱の中にごちゃごちゃになっているアイテムの詳細を表示する自動精算機です。ひとつずつではなく、一発でスキャンして情報を表示することが出来ることが非常に印象的です。これにより、時間とマンパワーを削減できます。

世界は急速に変化し、デジタル時代に突入しています。コンテンツクリエーターとして、トレンドや製品のアップデートに遅れずについていき、新しいテクノロジーが自分のコンテンツや仕事に役に立ち、より良くするかどうかを研究する必要があります。さまざまな情報を絶えず研究することで、フォロワーの数にも影響を与えるでしょう。

 

※パン・キラリスタさんとビームさんのICHI LIVEでの動画をご覧になりたい方は、JRIT ICHIにご登録頂きますと、JRIT ICHIのCommunity Zoneにて視聴ができます