2022.01.19

Case Study

ソーシャルメディアはいつ見られているのか?

2019~2020年のソーシャルメディア利用時間帯の比較

ソーシャルメディア利用時間帯は、マーケターの方々が知っておくべき情報だとも言えます。オンラインマーケティングの核心であるエンゲージメントタイミングはその適切な時間帯に比較されるからです。但し、プラットフォームが違えば、コンテンツへのアクセスする時間帯が変わることもあります。また、COVID-19により、私たちの生活スタイルが大きく変わったことで、ソーシャルメディアへの接触についても変化が出てきています。
今回Bigbeat Bangkokは、COVID-19の前の2019年と、COVID-19直後の2020年のFacebook、Instagram、Linkedinなど主要なプラットフォームの調査情報を見つけましたのでご紹介します。

【Facebook】

タイ国内で一番利用率が多いプラットフォームです。 94%のタイ人(16~64歳)がFacebookを利用していると言われています。最もアクセスが多いのはFacebook Watchの動画であり、平均1億4000万回の再生数を占める大人気のコンテンツです。また、動画の平均再生時間は26分もあります。

・2019年

最もアクセスが多い日 : 水曜日

最もアクセスが多い時間帯 : 12:00前後と19:00前後

最もアクセスが少ない日 : 日曜日

・2020年

最もアクセスが多い日 : 水曜日

最が多時間帯 : 11:00及び13:00~14:00

最もアクセスが少ない : 日曜日

2019年にエンゲージメントが多かったのは、ランチを食べたり休憩したりしながらソーシャルメディアへアクセスする昼休みの12:00と、夜の19:00となっています。 それに対して2020年は、お昼前後の11:00と13:00~14:00に分散していました。2020年のこの変化は、頻繁に COVID-19に関する情報などをFacebookで見るようになり、また会社の方針で在宅勤務に切り替わっているタイ人が増えているのが原因のようです。Work from Homeで昼休みや仕事帰りなどに関係なく、いつでもソーシャルメディアを利用することができることから、日中のソーシャルメディアのアクセス時間が増加したといえるのかもしれません。

【Instagram】

Instagramは、18~24歳の女性ユーザーが一番多いと言われています。使いやすくて長い文章でなく写真や短動画を投稿するプラットフォームとして若者に大変人気があります。特にInstagram storyという機能はアクセス人数が一日当たり5億人もあります。

2019年

最もアクセスが多い日 : 水曜日

最もアクセスが多い時間帯 : 20:00

最もアクセスが少ない日:日曜日

2020年

最もアクセスが多い日 : 水曜日及び金曜日

最もアクセスが多い時間帯 : 水曜日の11:00前後と金曜日の10:00~11:00

最もアクセスが少ない日:日曜日

Instagramユーザーの調査結果によりますと、2019年は帰宅後でくつろぎの時間帯である20:00ごろにアクセスが最も多いようです。2020年は水曜日の他、一週間の中で仕事の量が比較的に少ない金曜日も追加されました。夜に利用率が集中していた2019と比べると、2020年は日中でのアクセス回数が増加傾向となっていました。やはり、COVID-19による在宅勤務の影響かもしれません。

【Linkedin】

ビジネス関連の情報を主に発信し、人と人を繋ぐリクルーティングのデータベースとしての役割も持つソーシャルメディアサイトです。ユーザーは25~34歳がほとんどだと言われています。それに、LINKEDINは求人検索の機能も設置されているので、独自の社会ネットワークを築くプラットフォームとして注目されています。

2019年

最もアクセスが多い日 : 水曜日

最もアクセスが多い時間帯 : 19:00前後

最もアクセスが少ない日 : 日曜日

2020年

最もアクセスが多い日 : 水曜日及び金曜日

最もアクセスが多い時間帯 : 8:00~10:00と13:00前後

最もアクセスが少ない日 :日曜日

 

 

 

【まとめ】

 

2019年と2020年を比べることでいくつかの変化が見えるようになりました。特にCOVID-19の影響でオンライン化した企業が増加したこともあり、在宅勤務という働き方の変化によってソーシャルメディアへの接触時間帯が変わってきました。しかし、この2年間、すべてのプラットフォームに共通して言えることとしては、いずれのソーシャルメディアでもエンゲージメントがされやすいのが水曜日ということ。月曜日は週の初めで仕事モードの気持ちが強いからか、ソーシャルメディアを利用する人が減少していること。そして、日曜日はエンゲージメントされにくい曜日だということです。もちろん、利用トレンドが変わるだろうし、各プラットフォームにはまた新しい機能が追加されるかもしれません。2021年はタイでのソーシャルメディアがどのような変化を見せてくれるか楽しみです。

Bigbeat Bangkokは、皆様の2021年のソーシャルメディアマーケティングのお役に立てればと考えています。是非、お気軽にご相談をください。

<参照>

Homepage

https://www.coosto.com/en/blogs/what-are-best-times-post-social-media-2019

https://sproutsocial.com/insights/best-times-to-post-on-social-media/#data-info