2023.05.23

B2B Marketing

B2Bマーケティングでソーシャルメディアを活用する上での課題

これまで、B2Bマーケティングでの「ソーシャルメディアのプラットフォームを選ぶためのポイント」と「ソーシャルメディアを効果的に活用するためのポイント」についてご紹介してきました。今回は、B2Bマーケティングで「ソーシャルメディアを活用する上での課題」についてご紹介します。

ROI(投資対効果)の測定

ソーシャルメディアを活用したマーケティングの効果を測定することは、比較的困難であることがあります。特にB2Bマーケティングにおいては、顧客獲得に至るまでに一定の時間がかかることと、大きな取引金額となることが多いため、効果測定が難しいという課題があります。そのための対応策の一例として、ソーシャルメディア上でのクリック数やコンバージョン数を測定することで、ROIを測定したり、Google Analyticsなどのツール類を活用したりすることでソーシャルメディア上でのアクションと収益の関係性を分析することができます。

ターゲットオーディエンスの特定

ソーシャルメディアを活用するためには、自社のターゲットオーディエンスを正確に特定することが必要です。しかし、B2Bマーケティングにおいては、複雑で専門的な製品やサービスを提供していることが多く、ターゲットオーディエンスを正確に特定することが困難であることがあります。また、ソーシャルメディア上のターゲットオーディエンスは常に変化しているため、マーケティング戦略も定期的に見直す必要があります。特に、新しいソーシャルメディアプラットフォームが登場した場合や、既存のプラットフォームでターゲットオーディエンスの嗜好が変わった場合は、戦略の再評価が必要です。

コンテンツの制作

ソーシャルメディア上で共有するコンテンツを制作することは、多くの時間と労力が必要となります。特に、B2Bマーケティングにおいては、専門的な知識が必要となることがあり、これらのコンテンツの作成や広告の配信に必要なスキル、時間、予算の確保などが求められます。これらを適切に配分することができない場合、ソーシャルメディアでのマーケティング効果を最大限に引き出すことができません。

ネガティブなフィードバックへの対応

ソーシャルメディア上でのコミュニケーションでは、顧客からの質問やクレームなどのネガティブなフィードバックを受ける可能性がありますが、B2Bマーケティングにおいては、専門的な製品やサービスを提供していることが多く、それに対応する必要があります。

法的な問題

ソーシャルメディアでのマーケティングには、法的な問題が発生することがあります。例えば、競合他社の誹謗中傷や、虚偽の宣伝によるトラブルが発生することがあります。また、タイPDPA(タイ個人情報保護法)やGDPR (EU一般データ保護規則)などのプライバシー保護法に適合する必要もあります。

以上が、B2Bマーケティングでソーシャルメディアを活用する際に直面する課題の一例です。これらの課題に対して、適切に対応することが必要です。

B2Bマーケティングでのソーシャルメディアの活用についてもっと知りたい方は、以下の「Get in touch」よりお気軽にお問い合わせください。