2025.03.24
モデレーター：ICHI TALKへようこそ。COVIDの発生により、多くのタイ人がたくさんのストレスを受けてきました。その為、多くの機関や企業がメンタルヘルスの問題により多くの注意を払っています。しかし、精神科医や心理学者に受診できるようになるにはまだほど遠いです。タイの人々はまだカウンセリングについての見方を変えることを敢えてしないからです。それは正常であり、ストレスが蓄積したときに受診する必要があるという考えを持つことはあまりありません。しかし、今日では病院で精神科医の受診することなく、オンラインプラットフォームを使用して相談を受けることができるため、カウンセリングは難しいことではなくなります。Oocaというアプリケーションを介して精神科医と個人的かつ安全に相談することができます。これからはOoca & Wall of sharingの創設者であるEix Kanphatsorn Suriyasaengpetchさんをお迎えしたいと思います。まず、Oocaとは何かを教えていただけますか。
Eixさん：Oocaは2017年に設立され、2018年にローチされたスタートアップです。当時、私自身が精神科医に行って、治療を受けるまでのプロセスが難しいと感じました。移動も必要ですし、精神科医のスケジュールもタイトなことによりこの課題を解決するために何をすべきか考えました。そのために、Ooca というアプリケーションを作成しました。タイ一の精神科医と心理学者がおり、ユーザーはこのアプリで100人以上が厳選された精神科医や心理学者と簡単に相談することができます。もし、すぐに話ししたければ、対応することもできます。ただ、時間を確認し、医師または心理学者がオンラインになっている場合は、すぐに予約して相談することができます。事前に予約することもできます。私たちのサービスは、ビデオ通話で一般の人々と組織の両方にサービスを提供しています。組織グループの場合は人事部と協力して、従業員の心とストレスをよりよくケアできるようにします。今、私たちの法人顧客はすでに40社以上と契約しております。
モデレーター：何があってタイの精神科医に受診する難しさを感じましたか？
Eixさん：私は他の県で歯科医として国境の近くで働いています。だから、私がサービスを提供する人間なので、自身でもストレスが溜まっています。私たち自身のメンタルヘルスの世話をしたいのですが、今のシステムがまだ不便です。例えば、精神科医とコンサルティングするなら、数週間前からの予約が必要で仕事を数日休まなければなりません。予約の日であっても、数時間待たなければならない場合もあります。このようなプロセスを簡素化できると考えて多くの時間を無駄にしないようにすることができます。これは、理学療法とは対照的に、適切な治療の場合、精神的な健康治療は話すことによって治療できるためです。また、次の治療までに、管理できない事が発生する可能性があったらどうしたらいいなのかという考えが上記で述べた課題を解決するよう、イノベーションを生み出しました。
モデレーター：歯科医から心理学ビジネスへの変更はどのように始まったのですか？
Eixさん：私の家族は、ほとんどが医師または歯科医です。ビジネスマンはごくわずかです。最初はビジネスとは思っていなかったのです。ただ、このビジネスをはじめたら、どうやったら持続可能なものにすることができるのかと考えなければなりません。やりたい気持ちだけは足りなく、研究開発やマーケティングについて考えなければなりません。良いソリューションを持っていても、知人がいなければ無駄になるでしょう。それだけではなく、製品設計や価格戦略他の知識と他のビジネスと協力することの組み合わせもあります。このビジネスは、恩恵を受けるのは患者だけでなく、精神科医や心理学者のキャリアパスを促進することもできます。これらの職業に従事する人々は自分の愛するもので働くことを可能にして彼らの可能性を広げることもできるでしょう。
モデレーター：ずっと勉強してきた医学と違うビジネスのマーケティング、 パートナー獲得、ピッチングについて教えてください。
Eixさん：最初のステップはGoogleです。なぜなら、質問があるときは、答えを見つけなければならないので、検索エンジンが重要です。テクノロジー製品を理解する上で非常に重要な教訓は、オンラインコースを受講することです。私自身、プロダクトデザインと呼ばれるUDACITYのコースを勉強しました。このコースには、無料のプロダクトの入門レッスンがあります。個人的には、このコースは有料のコースよりよかったです。また、アプリケーション作成会社と話をすることでキーワードから徐々に学んで新しい知識を得ることができます。非常に重要なのは課題に気づき、解決策を探すことです。インターネットを検索したり、オンラインコースまたは、人々がつながりを作るために一緒に勉強するのが好きなこのコースを受講したりすることだけでは答えではないかもしれませんが、将来的には良いパートナーになるかもしれません。または、コンテストに出てみて、会社の知名度を高めることが出来ると考えられます。もし、私たちのアイデアが十分に良ければ、それらをさらに拡大するでしょう。
モデレーター：精神科医の訪問の形式が変更されて病院で医師の診察を受けたようにユーザーに感じさせるために、どのようなテクノロジーを使用していますか？
Eixさん：実際、使用されている主なテクノロジーはビデオ通話です。しかし、わずか4〜5年前は、ビデオ通話は今日ほどビジネスや公衆衛生に普及していませんでした。これにより、私たちは患者側と治療医の双方が変化し始めました。精神科医や心理学者にとって、患者に到達するための新しい方法を試すことに自信を持ってもらう事は非常に重要です。それは彼らが慣れていないものだったからです。これを受け入れるために科学的なデータが必要でした。テレメッドは当時非常に小さなグループでした。当時、世界中で遠隔医療会社はTeladogだけでしたが、株価は好調ではありませんでした。その時、私たち自身はすでにすべての情報を取り、医師、または精神科医に自信を持って試してみましょうかとお誘いしました。もちろん、何か新しいことに変えて試すには時間が要します。したがって、人々はイノベーションが好きな人などのサブグループに分けられ、この人たちは簡単に新しいことにオープンする人たちなので、興味を持つようになる人々が増えてくると思います。たとえば、Grabは以前はニッチなグループでしたが、今では多くの人がいつものように使用しています。そうは言っても、マーケティング部門は素晴らしく人間の行動を徐々に変化させます。すべてのコンポーネントの可能性、適合性を含めてみなければならないため、時間が要するのです。
モデレーター：現在、ビデオ通話を使用していますが、将来、Oocaはアプリケーションに革新や新技術を導入する計画はありますか？
Eixさん：可能性はあります。メタバースへブランドを変更することや土地を占有する仮想世界を作成することは単なるマーケティングです。しかし、人々は最初に市場に参入したい人になりたいため、これらのものを最初に所有し、仮想世界に関連するビジネスを行うことになります。しかし、これらのものが一般の人々にあまりアクセスできなませんが、少なくともアーリーアダプターグループであるイノベーショングループが参加し、それを改善するための資金を調達し始めました。 将来的には、より多くの人々がバーチャルリアリティにアクセスしやすくなると私は考えています。おそらく人々が自分のケアーをするために使用することを選択するオプションが増えるかもしれません。ただし、すべての場合に適しているとは限りません。 AR VRを活して治療で使うこともあります。たとえば、VRを治療に組み込んだPTSDを持つ人々の研究は、非常に役立つ可能性があります。それは、過去を直したり、その人が戦っていることの真っ只中にいるという経験に身を置くために時間を遡ることができるようなものだからです。個人的には、新しいイノベーションの導入は可能であり、Oocaでも使われるべきだと思います。
モデレーター：次はマーケティングの部分です。 当初、ターゲットグループはどのようなグループをターゲットとされましたか？ そして、Oocaが発売されたとき、どのグループの顧客を使用していますか？ 当初考えていたものと同じですか？
Eixさん：最初は、情報収集のために精神科医に受診したい理由についての質問などの広告のような調査をリリースしました。20代後半から40代の女性の70％以上は精神科医に会いたいと思っていた人であり、実際にアプリを実行されたときも同じグループの人であることが判明しました。労働年齢以上の人々のグループだけでなく、子供のグループもあります。しかし、Oocaの70％の収入は企業グループとの取引によるものであるため、本当に大きなグループは企業の従業員です。
モデレーター：次に、精神科医に相談することはまだ受け入れられないと感じている一部の視聴者にメンタルヘルスを面倒することを教えていただきたいと思います。
Eixさん：自分の精神のケアーに関しては重症にならない限り、おそらく精神科医に行かなかいでしょう。しかし、精神科医や心理学者に相談することは珍しいことではありません。精神科医と相談することは決してストレスに負けているからではありません。これはただ通常のセルフケアプロセスです。たとえば、腹痛がある場合は、最初に自分で薬を飲んだりしても良くならないなら、医師の診察を受ける必要があります。メンタルヘルスも例外ではありません。ストレスを感じると、ほとんどの人は両親、友人、恋人、または自分自身と話します。テレビやシリーズを見たり、海外旅行をしたりと、問題を解決する人もいます。ストレスを和らげるために占い師に相談する人もいます。これらをして良くなると感じましたら、引き続き行っても構わないのです。誰でも自分のみのストレスを処理するさまざまな方法を持っています。しかし、食べられない、不眠症、または過食症など、正常ではないことに気づき始めたとき、精神科医または心理学者に相談することをお勧めします。おそらく脳内の化学物質によって引き起こされるので、薬を服用するか、カウンセリングを使用する必要があります。メンタルヘルスは誰もが問題を抱えることであり、珍しいことではありません。
モデレーター：精神問題を抱えている人だけでなく、彼らの周りの人も大事ですよね。だから、周りの人たちがどのようにすればいいかということについてアドバイスはありますか？
Eixさん：最初は理解や共感をしようとすることです。しかし、患者と同じ場所に身を置く必要はありません。患者の病気で自分自身を傷つけるまでに踏み込まないでください。逆に、彼らのそばにいて、励ます言葉を提供した方がいいと思います。落ち込んでいる人の脳内には、自分自身を悲しみの塊と見なし、周りの人に気分を害させたくない人もいます。または悲しいことに、さまざまな方法で周囲の人々を押し込もうとすると、悪い行為になることがあります。しかし、人々がうつ病で下す決定は、脳内の化学物質の影響を受け、治療することができます。近くの人は共感と理解を持ってそれを見守って、友達としてここにいると言う事だけで十分だと思います。いずれにせよ、うつ病に苦しむ人々のサポーターである方々を応援したく思います。何があっても、これはその人の本当の自分ではなく、病気の影響である可能性があることを理解するようにしてください。
モデレーター：患者や受診に前向きでない家族やパートナーが精神科医の治療を求めることに同意したりすることを提案する方法はありますか？
Eixさん：実は、それはかなり難しいことです。これは、喫煙する人と同じ特徴を持ちます。彼らは喫煙が悪いことを知っていますが、それでも喫煙します。同様に、私たちがこの人には多くの問題があり、精神科医に診てもらう必要があると考えても、彼らの心が受け入れないことに言及しました。しかし、彼らが受診することを決心した瞬間は、彼ら自身が落ち込んでガールフレンドとの当たり散らし、彼らの人生に影響を与えたときです。もし、その人が今回の関係を大切にして、関係が消えることを望まないなら、精神科医とカウンセリングを納得させる絶好の瞬間でした。または、私たちが心配している人たちにアドバイスすることができますが、期待してはいけません。私たちは彼らを強制することはできないため、手放さなければならない時もあります。彼らの準備ができていれば、その時が来ます。
モデレーター：最後に、スタートアップビジネスを始めたいと思っている人たちに励ましをしていただけないでしょうか。特に今はCovid-19時代なのです。
Eixさん：励ましは非常に重要で成功の要因の一つです。確かに、前を見て向かうことはいいことですが、現状を把握して検討する必要があります。可能であれば、進んでも構いません。しかし、先に進めない場合は、他のことをすることができます。それは悪くはありません。試しても成功しなかったら、それをレッスンとして学んで別のことに切り替えることができます。私たちはいつでも最初からやり直すことができます。
